「緩和医療」というジャンルがある。
癌などの、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者、及びその家族の生活・人生の質を改善するアプローチを専門とする医療のことだ。
この分野で有名な「大津秀一」先生は、東邦大学大森病院緩和ケアセンター長として終末期患者の診療の一方で、緩和医療や死生観の問題等について幅広く講演・執筆活動を行っており、多くの著作がある。2009年に出版した『死ぬときに後悔すること25』(致知出版社)は25万部を超えるベストセラーになった。いかがなものか…今回はそのご紹介をしたい。
死ぬときに後悔すること25
1 健康を大切にしなかったこと
2 たばこを止めなかったこと
3 生前の意思を示さなかったこと
4 治療の意味を見失ってしまったこと
5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと
11 遺産をどうするかを決めなかったこと
12 自分の葬儀を考えなかったこと
13 故郷に帰らなかったこと
14 美味しいものを食べておかなかったこと
15 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16 行きたい場所に旅行しなかったこと
17 会いたい人に会っておかなかったこと
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと
19 結婚をしなかったこと
20 子供を育てなかったこと
21 子供を結婚させなかったこと
22 自分の生きた証を残さなかったこと
23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24 神仏の教えを知らなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと
2016年5月1日
カテゴリー:飯島賢二のコラム