第382回 旅館に、「あったらいいね!」サービス考

 今の若い人は、中々旅館に泊まりにいかない。

 何でいかないのかを考える機会があった。

 旅館にはあまり行った経験がない若い人たちだから、時にはチンプンカンプンで、およそ場違いな意見が出てくる。

 でもだからこそ、既成概念にとらわれない、ユニークな発想になることがある。

 今回はそんな意見を紹介したい。

 題して「旅館に、あったらいいね!サービスである。

 *24時間コンビニエンスストア  
  ~人的サービスが無理なら、24時間自販機コーナー。旅館の冷蔵庫は高すぎると思っている人が多い中、自己防衛と称して持ち込みが目に余る。それなら、せめて…ということか、dwも便利かも。

 *託児所  
  ~ファミリーは楽しい。でも少しはご夫婦、二人だけの時間を持ちたいね。

 *おしゃれな自分だけのアメニティグッズ  
  ~持ち帰り用化粧セット、ちょいと高級。これも今日のメモリアル。帰宅後も、○○旅館さん、ありがとう!また行こうね。

 *自分専用のスリッパ  
  ~衛生上の問題を気にせずに、私だけで使えるスリッパ。もちろんお持ち帰りOK。これもメモリアル。

 *客室で香広がる本物のコーヒーを  
  ~客室に1台、家庭用カプセル式コーヒーメーカーを。インスタントでないコーヒーが飲めて、ラッキー。

 *堂々とした、喫煙コーナー  
  ~禁煙者から文句が出ない、逆転の発想で、完璧なデラックス愛煙空間を!

*ちょっと高くても…エステティックサロン  
  ~ヤングレディにはもはや必需品。エステ効果に温泉効果、相乗効果でリラクゼーション!これで垢すりあったら韓国行かない!

 *香  
  ~お香、アロマテラピー、とにかく陰気な、かび臭い悪臭はたまりません。毎日中にいる旅館の人、臭い慣れじゃないですか?

 *喫茶コーナーのポイント  
  ~とびっきり美味しいケーキ、おしゃれで、かわいいスィーツが、何で旅館にあってはいけないの?

 *お帰りにどうぞ、○○旅館のお弁当  
  ~チェックアウト後のツアーに、ありがたい配慮ですね。もちろん有料でも、うれしいかもです。

 ヤングレディ&ママ、言いたい放題だが、そう、簡単に無視ばかりでは、いけないかもしれない。