爆買い
2015/12/24
本年度のユーキャン新語・流行語は『爆買い』と『トリプルスリー』に決まりましたそうで。
なんとも、我々普通に暮らしている僕らからすれば、本当に?と思うような言葉で、よっぽどお笑い芸人さんでとにかく明るい安村さんの『安心して下さい、穿いてますよ』の方が老若男女に使われてる気がしますが・・・
ま、野球は大好きなので、柳田選手と山田選手のトリプルスリーはすごいなって思ってます!
さて、今回は『爆買い』について少し考えてみたいと思います。
どうも、色眼鏡で見ているような気がして・・・少し擁護させて下さい!
まず、知らなければいけないのが中国の連休です!
中国では、国の定める大型連休が年に2回あります!
一つ目は、2月に日本の正月にあたる春節があります。これは中国中がお祭りになり、新年を祝うと同時に、大型連休になり、この一か月は中国国民全員が新年を祝うとともに、様々な場所へ出かけレジャーを楽しみます。
もう一つは国慶節とよばれ、10月初旬にあります。これは日本で言うゴールデンウィークのような形で一週間国民の休日があります。
で、話は戻って『爆買い』の話です。
確かに、中国はここ数年経済が急成長して、生活水準が上がり、日本を始め様々な諸外国で消費を行うようになりました。
しかし、これには中国企業のボーナスと大きく関連があります!
中国ではボーナスは年に1回、春節の前に合わせてボーナスがでます。なので、日本にきていわゆる爆買いをするのは、春節の時期にボーナスを使って消費をするからなのです。これは、特に中国に限った話ではないじゃないでしょうか?
確かに文化度の違いから、中国人のマナーが日本人のマナーと違うということで、クローズアップされがちですが、例えば、中国では食事の際に残すことがマナーとされています。日本では残さず食べることがマナーとされているのに対して、大きな違いがあります。これに限った話ではないですが、環境や国柄が違うので、それはマナー違反ではなく文化の違いなのではないかと思えるところも多々あります。
ですので、爆買いもマナーの部分からだけ見るのではなく、日本人だって景気がいい時はボーナスで大きな買い物ってやってたじゃないですか!?同じですよ。
と僕は思うわけです。
東京オリンピックの時に、堂々と日本の良さを『お・も・て・な・し』と訴えた日本です。
中国人の爆買いに関しても、広い心で、むしろ日本で消費してもらってありがとうと思おう!多少のことには目をつむろう!と僕は思います。
最後に、関西国際空港が同じような考えなので、一つ紹介したいと思います。
中国の人は日本で買い物をしたものを、関空で段ボールから取出し、荷物を減らして帰るということが一般的で、空港では段ボールの空箱の山ができてました・・・
関空では、これに合わせ、段ボールを捨てないように!!!!
・・・ではなく、段ボールを回収するための場所や清掃員を増やし、中国人観光客を受け入れるという体制をとり対応しているとのことです。
僕は思います。
おもてなしとは自分のスタイルに合わせて、おもてなしをしている!!
というものではなく、相手が、お客様が気持ちよくなって頂くように心を配る、思いやりを持って接するということだと思います。それは、他人というくくりだけではなく、外国人、文化、環境、宗教など様々な考えを持つ人にとっても当たり前に。